ひとつ区切り
あけました。本年もよろしくおねがいします。
色々なことがあったので、更新できませんでした。下書きはたくさんあるんだけど
気づいた頃から買い続けていたコメダ珈琲の福袋が今年は買えませんでした。
これより下は自分のきもちです。
私はたぶんコメダ珈琲の福袋がどうしても絶対ほしいわけじゃないんだと気づいてる。
毎年あちこちで買っていた福袋。コメダ珈琲のものは、そんな私に気を利かせてくれて毎年買ってもらっていたものだった。
12月に入ると始まる予約受付。
「ほしいだろ」
「いいの!? やったー!」
よせばいいのにわざわざ高い方を選んでくれる。コーヒーチケットはあげて、トートやブランケット、パスケースは私のもの。トートはかさばっていくばかり。
2022年、予約はしなかった。理由は単純、コメダ珈琲に行かなかったから。
「今年はどっかで福袋買わなくていいの?」
「いいよ、使わないもの買ってもしょうがないから」
まだ彼氏だった頃、荷物持ちにされていた夫。
自分の財布で買わない福袋はいらないし、買い物が楽しくない街では福袋あさりに行く楽しみもない。
だけどなんだかコメダ珈琲はほしいと思った。
毎年勝手に予約されていて、年明けにもらえる福袋。
今までとなんら変わりませんように。コメダのはほしいと思った。
決定的に違う年越しを、少しでもいつもどおりにしたくて。
私は変わらず甘やかされたいと思った。
自分を自分でも可愛がれる。夫にお願いすれば「いいよ買いな」と言ってくれる。
ほら、できるだけ変わらない年明けだ。
だけど予約をしないコメダ珈琲の福袋は手に入らなかった。
予約しないと買えないなんて、知らなかった。
決定的に違う年越し。
何もかもが変わった環境。
こんな、1万円もしない福袋なのに。
私を甘やかしてくれる人はもういない。
私が好きだから。私が喜ぶから。そう言って買ってくれることはもうない。
それがさびしい。それがつらい。
コメダ珈琲の福袋の中身がほしかったんじゃない。
私は甘やかされたかっただけだ。あぁ、愛されてるな。そう思いたかっただけ。
もう甘やかされることはない。
いつまでも甘やかしてもらえるわけじゃない。そんな当たり前のこと、わかりきっていて、でも、形だけでもいいから、ほしかったもの。
これからは甘やかしてはもらえないよと、突きつけられるようで苦しくなるのが嫌だった。
だからほしかった。
だけどこれからは手に入らない。私が大人になりたくなかっただけ。
そんな話です。
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